sandy-realのブログ

アラサー会社員の呟きです。

【映画レビュー】草彅剛主演!ミッドナイトスワンのええとこ3点!

こんにちは。#Sandyです。

 

こちらは、大阪出身のアラサーOLの私が気ままに思うことを連ねる趣味ブログとなっております。 

 

本日は少し前に鑑賞した草彅剛さん主演

映画:ミッドナイトスワンについて語りたいと思います。

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本作は、想いが入り込んでしまい映画館で1人泣いてしまったほどの作品でした!

主観ですが、本映画を見ての私の思いを留めておきたいと思います。

 

【ミッドナイトスワンのええとこ!3つのリアリティ】

(1)リアルなマイノリティの姿が描かれている

主人公は草彅剛演じる凪沙。性同一性障害をかかえる女性(体は男性)です。

凪沙ととある事情から一緒に住むことになる一果(服部樹咲)彼女は、母親から虐待を受けていました。

この2人のキー人物は社会から見れば弱者と呼べる立場です。導入部ではマイノリティが必死で生き抜く姿を可能な限りありのまま(脚色を減らして)見せてくれていたと感じました。

 

(2)草彅剛と服部樹咲の演技が自然体でリアル

基本的にこの2人の掛け合いがメインとなって物語が進んでいくのですが、演技がうますぎる。。いや、もはや演技じゃない。現実ドキュメンタリーなんじゃないか?と思うくらい2人の表情、仕草はその登場人物の心情をきめ細やかに表現してしていました。

2人で公園で一緒にバレエを練習するシーンはまるで親子そのもの。普通の親子以上の愛情と自然体な家族らしさを見ることができました。

 

(3)ダンスを習った人は共感!うまい子に抜かれていく悔しさと嫉妬を写実に描画。

一果はバレエが大好き。ひょんなことから体験にいったバレエ教室にいたりんと仲良くなり、りんの勧めもあってバレエを習い始めます。するとめきめきと頭角をあらわし、バレエの先生も一果以外に興味を示さなくなってしまうほどになるのですが、りんは複雑な思いでいます。

りんと一果は友達。大好きな気持ちがある一方、バレエのライバルでもあり、上手くなっていく一果へ嫉妬する日々。りんの心の闇が深くなっていくところが思春期のリアリティを描いてると思いました。

私も中学生までダンスを習っており、りんの気持ちが痛いほどよく分かりました。りんたちほどダンスは上手くなかったけれど、当時の自分としては遊ぶ時間を削ってダンスに勤しんでいた為、自分と仲のいい子がダンスの先生に認められる姿は嬉しい反面、激しく嫉妬し、気持ちのコントロールが難しかったものです。そんな当時を思い出して、胸のあたりがキュッとしました。

 

とまあ、長々と書いてしまったのですが、

こんなにリアリティを描いてるにもかかわらず

決して絶望したりすることはありません。

暗い気持ちに落ちる映画ではなく、映像の綺麗さと主人公たちの自然さ、問題を解決しようと動いていく強い様が印象に残る美しい映画の1つだと思います。

 

まだ見てないよって方は上映してる劇場もありますので、諦めないでください。

 

 

21/1月には服部樹咲さんが、日本アカデミー賞で新人俳優賞を。

https://midnightswan-news.tumblr.com/post/641417131835228160/第44回-日本アカデミー賞-8部門優秀賞新人俳優賞-受賞

 

そして2月には草彅剛さんが本映画で、ブルーリボン賞:主演男優賞も受賞されています。

https://midnightswan-news.tumblr.com/post/643949072384917504/第63回ブルーリボン賞-主演男優賞にミッドナイトスワン草彅剛さんが決定

 

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